アコギ好きの人ならご存知かと思いますが、「ハミングバート」とはハチドリのことで、飛びながら静止して花の蜜を吸う小さな鳥です。ギブソンのこのタイプのギターをハミングバードといい、ピックガードのところにそんな鳥の絵が書いてあります。

このギターが製造され始めて2年目くらいの60年代の初期モデルで、ギフソンらしい音でよくなるギターです。お店に常設しようと思っていますので、ギブソン好きの方には一度試奏して欲しいギターです。

アコギ好きは、基本ギブソン派とマーチン派に分かれるようですが、私は、最初に買ったギターがマーチンだったので、とあえずマーチン派でした。ただ、ギブソンを弾いてみるとこれもまたいいなと思いまして、いうなれば、目玉焼き派か卵焼き派か・・・みたいな話で、結局いいものは生が一番、卵かけご飯で食べましょう・・・って話かなと・・・っで、基本ピックアップはつけたくないです。今のところ「HIROSHIMA」で紹介した30年代L-OOとこのハミングバードと50年代J50と、3兄弟です。J50は、一度ボディの塗装を塗り替えているらしく、私には、よくなるということだけはわかりますが、やや音が若いらしいです。年食ってる割に、弾き続けると伸びしろがあるギターということだと思います。ある意味、整形疑惑みたいなものなので、整形美人の音も是非体感してください。

 

ハミングバード 

           Capo0

                           2012.9.21

 

C        Am F       G

桜の花びらヒラヒラと  君の肩に舞い落ちて

C      Am F    G  C

学生達の笑い声に  女院通り 千代の春

C        Am F        G

いつもいつも真っ白な  笑いや涙に溢れてた 

C         Am F        G C C7

チャペルの鐘 抜ける空  この場所から 今日で卒業

FG  C F G   CC7 F  G C AmF     G 

鳥籠の中で 守られた自由より どこまでも広い空 翔んでみたいから

C  G Am F  G      G

旅立つ君に贈る  「笑顔FULL」の唄

 

人を傷つけるくらいなら  自分が傷つく方がいい

競い合って勝ち誇るより  悔し涙流す方がいい

楽しいことや辛いこと これからいっぱいやってくる 

風に任せて 悠々と 舞い踊れ ハミングバード

鳥籠の中で閉ざされた世界より どこまでも広い時空を舞ってみたいから

旅立つ君に贈る「勇気FULL」の唄 

 

照れくさくて 君の前では 歌うことなんてできなくて

だから君の記念日には いつも この場所で 歌い続ける

もう僕にできることなんてない それが少し寂しくて 

いつも君の味方だよ いつも幸せ願っているから

鳥籠の中で 許された自由より どこまでも広い海 越えてみたいから

旅立つ君に贈る「ハートFULL」の唄

娘の高校卒業を記念して作った曲で、実際には、卒業の半年前くらいに作りました。入学式の時の桜のイメージが強かったので、後から、卒業式の頃には、まだ桜は咲かないと気づきましたが、まあ、温暖化とかで、そのうち咲くかも・・・。

歌詞のとおり娘の前では歌ったことはないし、これからも歌えないと思いますが、歌 にすれば、正直な気持ちが言葉にできるものです。

娘が第一志望の大学に落ちた時、随分と泣いていましたから、言えませんでしたが、正直、私は、それも良かったかなと思いました。一生懸命頑張っても思い通りにならないこともあるし、一人暮しをするのも自立心がてきていいだろうと。何より、目には見えない何か大きな力で導かれた彼女の道なのかなと思いました。